Googleカレンダーに身に覚えのない予定が入る原因は?スパム招待の削除方法と対処法|サイバーセキュリティ.com

Googleカレンダーに身に覚えのない予定が入る原因は?スパム招待の削除方法と対処法

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Googleカレンダーを開いたとき、「当選しました」「未払いがあります」「ウイルスに感染しています」など、身に覚えのない予定が突然追加されていると、Googleアカウントが乗っ取られたのではないかと不安になることがあります。予定の本文にURLや電話番号が掲載されていると、内容を確かめるためについ開きたくなるかもしれません。

しかし、知らない予定が表示されたからといって、直ちにGoogleアカウントが不正アクセスされたとは限りません。Googleカレンダーでは、第三者から送信された招待状が設定によって自動的にカレンダーへ追加されることがあり、この仕組みを悪用したスパム招待が表示されるケースがあります。

一方で、招待された予定ではなく、自分のカレンダー上で予定そのものが勝手に作成・変更されている、共有相手に知らないユーザーが追加されているといった場合は、アカウント侵害や共有設定の問題も確認する必要があります。

特に、不審な予定に記載されたURL・電話番号・QRコードには触れず、Googleカレンダー上でスパムとして処理することが重要です。

そこで本記事では、Googleカレンダーに身に覚えのない予定が入る主な原因、スパム招待の削除・報告方法、再発を防ぐ設定、カレンダー共有やGoogleアカウントの不正アクセスを確認する方法、フィッシング被害が疑われる場合の対処法までわかりやすく解説します。

Googleカレンダーに身に覚えのない予定が入る主な原因

知らない予定が表示された場合、必ずしもGoogleアカウントが乗っ取られたわけではありません。まず、スパム招待なのか、共有設定やアカウント侵害が関係しているのかを切り分けます。

スパムの招待状が自動追加されている

Googleカレンダーでは、第三者から送信された招待状がカレンダーへ追加される設定になっている場合があります。

この仕組みを悪用して、「当選」「未払い」「アカウント停止」などの文言を含む予定を送り、利用者を外部サイトへ誘導するスパムがあります。

この場合は、知らない予定が表示されていても、Googleアカウント内部へ第三者がログインして予定を作ったとは限りません。

Gmailなどから予定が自動的に作成されている

Googleのサービスでは、メール内容などをもとに予定が作成されることがあります。

予約やイベント通知などであれば正常な動作ですが、スパムメールの内容が予定のように見える場合もあるため、送信元や予定内容を確認します。

カレンダーを共有している相手が予定を追加している

Googleカレンダーを他のユーザーやグループと共有しており、その相手に予定作成や編集の権限を与えている場合、第三者が予定を追加できることがあります。

知らない予定が繰り返し作成される場合は、共有設定を確認します。

Googleアカウントへ第三者がアクセスしている

予定が単なる招待ではなく、自分が所有するカレンダーへ直接作成されている、共有設定が勝手に変更される、知らない端末からログインされている場合は、Googleアカウントへの不正アクセスも疑います。

この場合は、カレンダーだけでなくGoogleアカウント全体のセキュリティ確認が必要です。

Googleカレンダーの身に覚えのない予定を削除する方法

明らかなスパム予定であれば、予定内のURLや電話番号を操作せず、Googleカレンダーの機能からスパムとして報告します。

Googleカレンダーの身に覚えのない予定を削除する方法

不審な予定を開く

PC版Googleカレンダーで対象の予定を開きます。

ただし、予定本文に表示されたURL、QRコード、電話番号などは操作しません。

「スパムとして報告」を選択する

予定画面の右上にある「︙(その他の操作)」から「スパムとして報告」を選択します。

明らかな広告・詐欺誘導であれば、単に削除するよりスパム報告を利用する方が適しています。

繰り返し予定もあわせて削除する

スパム報告を行うと、該当する予定が削除されます。

繰り返し予定として登録されている場合は、同一系列の予定も処理できる場合があります。

身に覚えのない予定が表示された直後の対応
  1. 予定本文のリンク・電話番号を操作しません。
  2. Googleカレンダー上で予定を開きます。
  3. 「︙」から「スパムとして報告」を選択します。
  4. 同じ系列の予定が残っていないか確認します。
  5. 招待状の自動追加設定を見直します。

Googleカレンダーのスパム予定を再発させない設定

知らない相手からの招待状が自動で追加される場合は、Googleカレンダーの招待設定を見直します。

Googleカレンダーの設定を開く

PC版Googleカレンダーを開き、右上の歯車アイコンから「設定」を選択します。

「カレンダーに招待状を追加」を確認する

「全般」→「予定の設定」から、招待状をカレンダーへ追加する条件を確認します。

知らない相手からの招待まで自動追加される設定になっている場合は、変更を検討します。

既知のユーザーからの招待だけ追加する設定に変更する

「知っているユーザーから届いた場合のみ追加」など、招待状の自動追加範囲を限定する設定を選択します。

これにより、連絡先に登録されている相手、同じ組織、過去にやり取りした相手など、一定の信頼関係がある送信者からの招待を中心に表示できます。

スパム予定を一件ずつ削除するだけでなく、招待状の自動追加設定を見直すことで再発を抑えやすくなります。

予定内の「当選」「未払い」「ウイルス感染」などの表示はフィッシングに注意

スパム予定では、利用者の不安や期待をあおり、外部サイトへ誘導する文言が使われることがあります。

「未払い」「本日中に支払い」

身に覚えのない請求や「本日中に支払わないと法的措置」などの文言で支払いを急がせる予定は、架空請求やフィッシングの可能性があります。

「ウイルス感染」「セキュリティ警告」

Googleカレンダー上の予定が、スマートフォンやPC内部をスキャンしてウイルス感染を判断しているわけではありません。

予定本文からセキュリティソフトのインストールやサポート窓口への電話を求められた場合は操作しないようにします。

「当選」「無料プレゼント」

商品当選や無料プレゼントを装い、個人情報やカード番号を入力させる手口があります。

「アカウント停止」「本人確認が必要」

Google、Apple、Microsoft、金融機関などを名乗り、アカウント確認を求める場合もあります。

確認が必要な場合は、予定内のリンクではなく公式アプリや公式サイトを自分で開きます。

スパム招待ではなく予定が勝手に作成されている場合の確認方法

単なる招待状ではなく、自分のカレンダー上で予定そのものが作成・変更されている場合は、共有設定とGoogleアカウントを確認します。

カレンダーの共有相手を確認する

Googleカレンダー左側の対象カレンダーから「設定と共有」を開き、「特定のユーザーまたはグループと共有する」を確認します。

身に覚えのないメールアドレスやグループが追加されている場合は、共有の経緯を確認します。

公開・組織内共有の設定を確認する

「一般公開」や組織内共有など、意図しない公開設定になっていないか確認します。

必要以上に広い共有範囲は、最小限へ変更します。

Googleアカウントのログイン端末を確認する

Googleアカウントの「セキュリティ」から、ログイン中の端末や最近のセキュリティアクティビティを確認します。

身に覚えのない端末がある場合は、ログアウトさせたうえでパスワード変更を検討します。

連携アプリを確認する

Googleアカウントへアクセス権を持つ第三者アプリを確認します。

カレンダーへのアクセス権を持つ見覚えのないアプリがあれば、不要な権限を解除します。

Googleアカウントへの不正アクセスが疑われる場合の対処法

共有設定を戻しても予定が勝手に追加される、知らない端末からログインされている、他のGoogleサービスでも異常がある場合は、アカウント侵害を疑って対応します。

Googleアカウントのパスワードを変更する

身に覚えのないアクセスが確認された場合は、他サービスで使用していない固有のパスワードへ変更します。

身に覚えのない端末をログアウトする

Googleアカウントへログインしている端末一覧を確認し、自分のものではない端末をログアウトします。

2段階認証を有効化する

2段階認証を設定していない場合は、有効化を検討します。

利用できる場合はパスキーや認証アプリなどを利用します。

復旧用メールアドレス・電話番号を確認する

復旧用メールアドレスや電話番号が第三者のものへ変更されていないか確認します。

Gmailの転送設定なども確認する

Googleアカウントが侵害されている場合は、カレンダーだけでなくGmailなど他サービスにも影響している可能性があります。

見覚えのないメール転送設定やフィルタ、送信履歴なども確認します。

Googleカレンダーのスパム予定内のリンクをクリックした場合の対処法

不審な予定を表示しただけなのか、外部リンクを開いたのか、さらに情報を入力したのかによって必要な対応は変わります。

予定を開いただけの場合

Googleカレンダー上で予定内容を確認しただけで、外部URLや電話番号を操作していない場合は、直ちにGoogleアカウントが侵害されたとは限りません。

スパムとして報告し、招待設定を見直します。

外部リンクをクリックした場合

外部ページを開いても、何も入力・ダウンロードしていなければ直ちに被害が成立したとは限りません。

ページを閉じ、ブラウザのダウンロード履歴や通知許可などを確認します。

GoogleのID・パスワードを入力した場合

偽のGoogleログイン画面へメールアドレスやパスワードを入力した場合は、認証情報が第三者へ渡った可能性があります。

公式のGoogleアカウント画面からパスワードを変更し、ログイン中端末、2段階認証、復旧先情報を確認します。

カード情報や金融情報を入力した場合

カード番号、口座情報などを入力した場合は、該当するカード会社や金融機関の公式窓口へ連絡します。

アプリやファイルをインストールした場合

リンク先から不審なアプリやファイルをインストール・実行した場合は、アカウントのフィッシング被害だけでなく端末侵害も確認する必要があります。

PCならセキュリティ製品でフルスキャンし、業務端末であれば社内のCSIRTや管理者へ相談します。

予定が表示されただけなのか、URLをクリックしたのか、認証情報や金融情報まで入力したのかで緊急度を分けることが重要です。

Googleカレンダーの不審な予定が繰り返される場合に確認すること

スパム報告後も繰り返し不審な予定が作成される場合は、単なる一回の招待ではなく、共有設定・Googleアカウント・端末を含めて確認します。

招待状の自動追加設定を再確認する

設定変更が正しく反映されているか確認します。

共有相手・共有権限を再確認する

特定ユーザーやグループに予定変更や共有管理の強い権限を与えていないか確認します。

Googleアカウントのログイン履歴を確認する

予定作成が続く時間帯と、不審なログイン時刻が一致していないか確認します。

連携アプリ・ブラウザ拡張機能を確認する

カレンダーへのアクセス権を持つアプリや、Googleサービスへアクセスするブラウザ拡張機能に不審なものがないか確認します。

Googleカレンダーの不審な予定や不正操作を詳しく調べる方法

単なるスパム招待であれば、スパム報告と招待設定の変更で対応できることが多いです。一方、予定そのものが勝手に作成・変更される場合や、Googleアカウントの不正ログインが重なっている場合は、どこから操作されたのかを確認したいケースがあります。

不審な予定の内容・作成時刻を記録する

予定名、送信者、日時、本文などをスクリーンショットで保存します。

ただし、リンクを開く必要はありません。

Googleアカウントのログイン状況を確認する

不審な予定が作成された時刻と、Googleアカウントのログイン・セキュリティイベントを照合します。

共有設定・連携アプリを確認する

第三者に予定編集の権限を与えていないか、カレンダーにアクセスできるアプリがないか確認します。

フィッシングサイトへのアクセス履歴を確認する

スパム予定のリンクを開いた場合は、ブラウザ履歴からアクセス先や時刻を確認します。

端末側の不審アプリ・ブラウザ拡張機能を確認する

Googleアカウントへの不正アクセスが繰り返される場合は、端末側から認証情報やセッションが盗まれていないか確認します。

フォレンジック調査会社に相談する

Googleカレンダーへ単純なスパム招待が一度表示されただけで、リンクを開いておらず、Googleアカウントにも異常がない場合は、フォレンジック調査が必要になるケースは多くありません。

一方で、身に覚えのない予定が自分のカレンダーへ繰り返し直接作成される、共有設定が勝手に変更される、Googleアカウントへ知らない端末からログインされている、スパム予定から不審なファイルやアプリを実行した場合は、フォレンジック調査会社への相談を検討できます。

フォレンジック調査会社では、パソコンやスマートフォンに残るブラウザ履歴、不審なアプリ・拡張機能、ダウンロード・実行履歴などを確認し、Googleアカウントへの認証情報がどのように漏れた可能性があるのかを整理できます。

また、不審な予定が作成された時刻、Googleアカウントへのログイン、フィッシングサイトへのアクセスなどを時系列で照合することで、単なるスパム招待なのか、実際のアカウント侵害や端末側の問題が関係しているのかを確認しやすくなります。

原因を詳しく確認したい場合は、不審な予定、Googleから届いたセキュリティ通知、ログイン履歴、ブラウザ履歴などを削除する前に保存しておくことが重要です。

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まとめ

Googleカレンダーに身に覚えのない予定が表示された場合、多くは第三者から送信されたスパム招待が自動的に追加されているケースです。予定があるだけで、直ちにGoogleアカウントが乗っ取られたとは限りません。

明らかなスパム予定であれば、本文に記載されたURLや電話番号には触れず、Googleカレンダーの「スパムとして報告」から削除します。あわせて、「カレンダーに招待状を追加」の設定を見直し、知らない相手からの招待が自動追加されにくい状態へ変更します。

予定に「当選」「未払い」「ウイルス感染」「アカウント停止」などの文言があり、外部サイトへのアクセスやログインを求められる場合は、フィッシングの可能性があります。確認が必要なサービスは、予定内のリンクではなく公式アプリ・公式サイトから直接開きます。

一方で、予定が単なる招待ではなく自分のカレンダーへ直接作成されている、共有設定が勝手に変更されている、知らない端末からGoogleアカウントへログインされている場合は、アカウント侵害を疑ってパスワード、ログイン端末、2段階認証、連携アプリなどを確認します。

不審な予定からフィッシングサイトへアクセスした、不審なアプリ・ファイルを実行した、不正ログインが繰り返されている場合は、予定やセキュリティ通知、ブラウザ履歴などを保全し、必要に応じてフォレンジック調査によって侵入経路や被害範囲を確認する方法があります。

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