マカフィーから「個人情報が漏えい」と警告された?本物・偽物の見分け方と対処法|サイバーセキュリティ.com

マカフィーから「個人情報が漏えい」と警告された?本物・偽物の見分け方と対処法

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パソコンやスマートフォンに突然「あなたの個人情報が漏えいしています」「ダークウェブで情報が見つかりました」とマカフィー名義の警告が表示されると、本当にメールアドレスやパスワードが第三者へ流出したのではないかと不安になることがあります。とくにカード情報や電話番号などが表示されていると、「今すぐ何かしなければ」と焦ってしまうこともあるでしょう。

ただし、マカフィーには登録したメールアドレスなどの情報が漏えいデータやダークウェブ上で見つかった場合に通知する機能がある一方、マカフィーを装ったブラウザ通知や偽のセキュリティ警告も存在します。そのため、表示されたリンクをすぐ開くのではなく、マカフィーのアプリや公式サイトを自分で開いて同じ検出が表示されているかを確認することが重要です。

また、正規の漏えい通知であっても、「現在パソコンがハッキングされている」という意味とは限りません。過去の漏えいデータに自分の情報が含まれていた可能性もあります。一方で、現在使用中のパスワードや金融情報が含まれている場合は、アカウント乗っ取りや不正利用につながる恐れがあるため、早めの対応が必要です。

そこで本記事では、マカフィーの個人情報漏えい警告が本物か偽物かを見分ける方法、正規の検出だった場合に行うべき対処、偽警告だった場合の対応、メール・金融・Google・Microsoftなどへの不正アクセスを確認する方法までわかりやすく解説します。

マカフィーの「個人情報が漏えい」という警告は本物?

マカフィー名義の警告が表示された場合は、まず「どこに表示されたのか」を確認します。マカフィーアプリ内で表示された正規の検出と、Web閲覧中に突然表示された広告・ブラウザ通知では意味が大きく異なります。

マカフィーアプリ内に同じ検出があるか確認する

正規のIDモニタリングであれば、登録したメールアドレスなどについて、漏えいデータやダークウェブ上で検出された情報をマカフィー側の管理画面から確認できる場合があります。

通知をタップするのではなく、自分でマカフィーアプリを起動するか、公式サイトを直接開いてログインし、同じ検出内容が表示されているか確認します。

公式画面でも同じメールアドレスや検出内容が確認できる場合は、正規通知である可能性が高くなります。

ブラウザのポップアップだけで表示されていないか確認する

ChromeやEdgeなどでWebサイトを閲覧している最中に、「McAfee」「ウイルスが検出されました」「個人情報が漏えいしています」と突然表示された場合は注意が必要です。

とくに、右下の通知だけが繰り返し表示される場合は、過去に不審なサイトへブラウザ通知を許可したことで表示されている可能性があります。

このような場合は、画面内の「今すぐ修復」「確認する」などのボタンを押さず、ブラウザの通知設定を確認します。

メール内のリンクを直接開かない

「マカフィーから漏えい通知が届いた」というメールの場合も、メール内のリンクから直接ログインするのは避けた方が安全です。

送信元表示は偽装される可能性があり、正規サービスを装ったフィッシングメールから偽ログインページへ誘導されることがあります。

確認する場合は、マカフィーのアプリまたは公式サイトを自分で開きます。

検出された情報の種類を確認する

正規の漏えい検出であれば、どの種類の情報が見つかったのかを確認します。

たとえば、メールアドレスのみなのか、パスワード、電話番号、住所、カード情報なども含まれているのかによって必要な対応が変わります。

マカフィーの漏えい警告を確認する手順
  1. 通知やメール内のリンクは開きません。
  2. マカフィーアプリまたは公式サイトを直接開きます。
  3. 同じ検出が管理画面に存在するか確認します。
  4. 対象となったメールアドレスと漏えい項目を確認します。
  5. 検出内容に応じてパスワード変更などを進めます。

漏えい通知が表示されたという事実だけで、「現在端末が乗っ取られている」と断定することはできません。まずは正規の検出か、ブラウザ上の偽警告かを切り分けることが重要です。

マカフィーで実際に個人情報の漏えいが検出された場合の対処法

マカフィーの公式アプリや管理画面でも漏えい情報が確認された場合は、検出された情報の種類に応じて対処します。

メールアカウントのパスワードを変更する

漏えい対象となったメールアドレスで現在も同じパスワードを使用している場合は、まずメールアカウントのパスワードを変更します。

Gmail、Outlook、iCloudメールなどは、他サービスのパスワード再設定にも使われることが多いため、優先度が高いアカウントです。

変更後のパスワードは、過去に使ったものや他サービスと同じものを避け、長く推測されにくい一意のものを設定します。

使い回しているパスワードをすべて変更する

漏えいした可能性のあるパスワードをAmazonなどのEC、SNS、銀行、証券、携帯キャリア、Google、Microsoft、Appleなどでも利用している場合は、それらも変更します。

攻撃者は、漏えいしたメールアドレスとパスワードの組み合わせを別サービスへ試すことがあります。

そのため、「漏えいしたサイトだけ変更すればよい」と考えず、同じパスワードを使っているサービス全体を見直す必要があります。

多要素認証を有効化する

パスワード変更後は、利用できるサービスで多要素認証を設定します。

可能であれば、認証アプリやパスキーなどを利用し、パスワードだけではログインできない状態にします。

あわせて、復旧用メールアドレスや電話番号に見覚えのないものが追加されていないか確認します。

ログイン済み端末・連携アプリを確認する

すでに第三者がログインしている場合、パスワードを変更しても既存のセッションが残ることがあります。

メール、Google、Microsoftなどではログイン済み端末やセッションを確認し、知らない端末があればログアウトさせます。

また、第三者アプリやOAuth連携、メール転送設定なども確認します。

金融情報が含まれる場合は利用履歴を確認する

カード番号や銀行・証券に関連する情報が検出された場合は、利用明細やログイン履歴を確認します。

身に覚えのない決済、送金、登録情報変更などがある場合は、カード会社や金融機関の公式窓口へ早急に連絡します。

漏えい通知が本物だった場合の対応順
  1. 対象メールアカウントのパスワードを変更します。
  2. 同じパスワードを使っている他サービスも変更します。
  3. 多要素認証を有効化します。
  4. 不審なログイン端末や連携アプリを削除します。
  5. 金融情報が含まれる場合は利用履歴を確認します。

漏えいした情報の種類ごとに必要な対応

マカフィーの漏えい検出では、メールアドレスだけが見つかる場合もあれば、パスワードや電話番号、金融情報などが含まれる場合もあります。検出された内容によって優先順位を変えることが重要です。

メールアドレスだけが検出された場合

メールアドレスだけが過去の漏えいデータに含まれていた場合、それだけで直ちにメールアカウントへ侵入されたとは限りません。

ただし、今後フィッシングメールやなりすましメールが届く可能性があるため、メール内のリンクや添付ファイルには注意します。

パスワードが検出された場合

現在使用中のパスワードが検出された場合は、速やかに変更します。

すでに使っていない古いパスワードであっても、他サービスで再利用していないか確認します。

とくにメールアカウント、Google、Microsoft、Apple、金融・通販サービスなどは優先して確認します。

電話番号が検出された場合

電話番号が漏えいしている場合は、SMSフィッシングや偽の本人確認連絡などに利用される可能性があります。

突然届いた認証コード、SIM・eSIM変更通知、MNPに関する通知などには注意します。

可能なサービスでは、SMS認証だけに依存せず、認証アプリやパスキーなどを利用する方法があります。

住所・氏名が検出された場合

氏名や住所が漏えいした場合は、その情報を使った架空請求、なりすまし、フィッシングなどに注意します。

住所を知られていること自体でオンラインアカウントが直接乗っ取られるわけではありませんが、他の情報と組み合わせて本人になりすまされる可能性があります。

カード・金融情報が検出された場合

クレジットカード番号や金融情報が含まれている場合は、利用明細を確認し、不審な利用がないか確認します。

不正利用が疑われる場合は、カード会社や金融機関へ連絡し、利用停止、再発行、不正利用調査などについて相談します。

漏えい情報の中でも、とくに現在使用中のパスワードや金融情報が含まれている場合は優先度が高いため、早めの対応が必要です。

「漏えい検出」=今もハッキングされているわけではない

マカフィーのIDモニタリングなどで情報が検出された場合でも、必ずしも現在の端末やアカウントが侵害されていることを意味するわけではありません。

過去に利用したWebサービスから漏えいした情報が、後から漏えいデータとして確認される場合があります。

そのため、「ダークウェブで見つかった」という表示だけで、現在パソコンにウイルスが入っている、スマートフォンが遠隔操作されていると判断することはできません。

一方で、漏えい通知と同時期に身に覚えのないログイン、パスワード変更通知、送金、メール転送設定の変更などが起きている場合は、実際のアカウント侵害がないか詳しく確認する必要があります。

マカフィーを装った偽警告だった場合の対処法

マカフィーの公式アプリには検出がなく、Web閲覧中のポップアップや右下通知だけで警告が表示される場合は、ブラウザ通知を悪用した偽警告や広告の可能性があります。

警告画面のリンク・ボタンを押さない

「今すぐ修復」「個人情報を確認する」「ライセンスを更新する」などのボタンが表示されても、その画面上では操作しません。

偽のログインページや決済ページへ誘導される可能性があります。

ブラウザ通知の許可を削除する

ChromeやEdgeなどで、見覚えのないサイトに通知を許可していないか確認します。

不審なドメインが通知許可一覧にある場合は、削除またはブロックします。

不審な拡張機能を確認する

ブラウザに自分で追加した覚えのない拡張機能がないか確認します。

不審な拡張機能がある場合は、名称や権限を確認したうえで対応します。

正規のセキュリティ機能でスキャンする

必要に応じて、Windows セキュリティや正規に契約しているセキュリティ製品でフルスキャンを行います。

Webページ上の「ウイルスが○件見つかりました」という表示ではなく、端末にインストールされている正規のセキュリティ機能から確認します。

偽警告でパスワードやカード情報を入力してしまった場合

偽のマカフィー警告から誘導されたサイトで認証情報やカード情報を入力した場合は、単に通知を消すだけでは不十分です。

入力したパスワードを変更する

偽サイトへパスワードを入力した場合は、第三者に取得された可能性を考え、公式サービスから速やかに変更します。

可能であれば、偽サイトを開いた端末とは別の安全な端末から変更します。

同じパスワードを使ったサービスも変更する

メールや通販、SNSなどで同じパスワードを使っている場合は、それらも変更します。

一つの認証情報が複数サービスへ悪用されることを防ぐためです。

カード情報を入力した場合はカード会社へ連絡する

カード番号、有効期限、セキュリティコードなどを入力した場合は、カード会社の公式窓口へ連絡します。

利用停止や再発行、不正利用監視が必要か確認します。

不審なアプリを入れた場合は端末を確認する

偽警告から「セキュリティソフト」「修復ツール」などをダウンロード・インストールした場合は、不審なプログラムが端末に残っていないか確認します。

遠隔操作ソフトなどを導入していた場合は、ネットワークから端末を隔離し、第三者による操作がなかったか確認する必要があります。

漏えい情報が不正利用されていないか確認するポイント

漏えい通知が本物で、現在使用している認証情報が含まれていた場合は、すでに悪用されていないか確認します。

メールのログイン履歴を確認する

GmailやOutlookなどで、自分では利用していない端末や地域からアクセスされていないか確認します。

知らないログインがある場合は、セッションを終了し、パスワード変更とMFA設定を進めます。

メール転送・受信ルールを確認する

攻撃者がメールを監視するため、自動転送や受信ルールを設定する場合があります。

自分で設定した覚えのない転送先やフィルタ、委任設定がないか確認します。

Google・Microsoft・Appleの端末一覧を確認する

各アカウントのセキュリティ画面から、ログイン中のデバイスを確認します。

知らない端末やセッションがある場合はログアウトさせます。

金融・EC・SNSの不審ログインを確認する

銀行、証券、AmazonなどのEC、SNSなどでも、身に覚えのないログインや設定変更がないか確認します。

漏えいした認証情報が他サービスでも利用されていた場合、複数アカウントへ被害が広がる可能性があります。

正規の漏えい通知があっても、不正利用の痕跡がなければ「過去の漏えい情報が検出された」だけの可能性があります。一方で、複数サービスに不審なログインがある場合は、認証情報が実際に悪用されている可能性を考えて対応します。

個人情報漏えいの原因や被害範囲を詳しく確認する方法

マカフィーなどの漏えい監視サービスで「情報が見つかった」と分かっても、それだけで「どこから漏れたのか」「自分の端末が原因だったのか」「すでに不正利用されたのか」まで分かるとは限りません。

不審なログインや設定変更の時期を確認する

メールやGoogle、Microsoftなどのログイン履歴を確認し、漏えい通知が出た時期と不審なアクセスの時期を比較します。

ただし、漏えいデータが公開された時期と、実際に情報が盗まれた時期が同じとは限りません。

端末に不審なアプリや拡張機能がないか確認する

PCやスマートフォンへ認証情報を盗む不審なソフトが入っている場合は、パスワードを変更しても再び情報を取得される可能性があります。

見覚えのないアプリ、ブラウザ拡張機能、遠隔操作ソフトなどがないか確認します。

フィッシングサイトへアクセスした履歴を確認する

過去に偽のログインページへパスワードを入力していた場合は、そこから認証情報が漏れた可能性もあります。

ブラウザ履歴やダウンロード履歴などから、不審なサイトへアクセスしていなかったか確認します。

複数アカウントへの被害を時系列で整理する

メール、SNS、通販、金融サービスなど複数のアカウントで異常がある場合は、それぞれの発生日時を時系列で整理します。

これにより、単なる過去の漏えいなのか、現在進行中のアカウント侵害なのかを判断する手掛かりになります。

フォレンジック調査会社に相談する

マカフィーで漏えい情報が検出されただけで、不審なログインや端末異常がない場合は、パスワード変更やMFA設定などのアカウント保護が中心となり、必ずしも専門調査が必要なわけではありません。

一方で、現在使用中のパスワードが漏えいしている、不審なログインが繰り返されている、メール転送設定が勝手に変更されている、偽サイトへ認証情報を入力した、不審なソフトをインストールしたといった場合は、フォレンジック調査会社への相談を検討できます。

フォレンジック調査会社では、パソコンやスマートフォンに残るブラウザ履歴、不審なアプリ、遠隔操作の痕跡、各種操作記録などを確認し、端末側に認証情報流出の原因となる痕跡がないかを整理できます。

また、Google・Microsoftなどのアカウント側のログイン記録と端末側の履歴を時系列で確認することで、漏えいした情報が実際の不正アクセスへつながっている可能性も確認しやすくなります。

原因や証拠を詳しく確認したい場合は、端末を初期化したりブラウザ履歴を削除したりすると、不正アクセスの原因を確認する痕跡が失われる恐れがあります。必要な記録を保存してから対応することが重要です。

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まとめ

マカフィーから「個人情報が漏えいしています」と警告された場合は、まず通知内のリンクを開かず、マカフィーアプリや公式サイトを自分で開いて同じ検出が表示されているか確認します。公式画面にも同じ検出があれば、正規のIDモニタリングによる通知である可能性があります。

正規の検出であっても、「今まさに端末がハッキングされている」という意味とは限りません。過去の漏えいデータにメールアドレスなどが含まれていた可能性もあります。ただし、現在使用中のパスワードが含まれている場合は、メールアカウントを最優先に変更し、同じパスワードを使っているサービスも変更します。

一方で、マカフィーの公式画面には何も表示されず、Web閲覧中のポップアップやブラウザ通知だけで「漏えい」「ウイルス検出」「今すぐ修復」などと表示される場合は、偽警告の可能性があります。リンクやボタンを押さず、通知許可やブラウザ拡張機能を確認します。

偽サイトへパスワードやカード情報を入力した場合、不審なソフトをインストールした場合、漏えい通知と同時に複数の不正ログインが発生している場合は、アカウント保護だけでなく端末側の確認も必要です。原因や被害範囲を詳しく確認したい場合は、履歴や端末状態を残したうえでフォレンジック調査を検討する方法があります。

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