
スマートUTMの特徴
Neusoftは、特に、組み込み機器向けのソフトウェア開発で長年の実績があるだけでなく、日本企業のしくみや文化まで加味した日本専用仕様の製品づくりには定評がある企業です。
LAN内のあらゆる機器・端末を防御
スマートUTMは、外部ネットワークと内部ネットワークとの間に立ち、“出入り口対策”をする門番の役割を果たします。
すなわち、ネットワークの出入り口で防御するため、内部ネットワーク内のPCはもちろん、モバイル・複合機など、インターネットに接続できるあらゆる機器をまとめて保護できます。
スマートテレビ・複合機・IP電話など、スマート家電やインターネットに接続できる機器がますます増えています。
セキュリティ対策ソフトは、機器ごとにインストールしなくてはいけませんが、スマート家電などの機器ではソフトウェアがほぼインストールできません。
スマートUTMでは、機器ごとではなくネットワークの出入り口でまとめて守るアプローチのため、セキュリティ対策ソフトをインストールできない機器も保護されます。
通信状況のみまもり
スマートUTMは、攻撃を受けてから対処するのではなく、LAN内のすべての通信を見守ります。
また、内部ネットワークへの通信と内部ネットワークからの通信の両方を常時記録しています。
問題のない正規の通信もすべて見守ることにより、次のようなメリットがあります。
- 不正通信が発生したときは即座に遮断
- 従業員が業務外でインターネットを使用できないように制限できる
- 万が一のマルウェア感染時も、感染前後の通信記録により原因の特定が可能
- サポート時に的確な回答が可能
あらゆる通信の見守りを自社のリソースのみで行おうとすると、通信管理の専任者が必要ですが、特に中小規模企業ではそのような人材はいないことが大半で、スマートUTMに任せられるのは大きなメリットです。
毎月届く通信状況レポート
脅威の侵入検出や対処内容など、スマートUTMの利用状況をまとめたレポートが毎月1回、メールで配信されます。
検知した攻撃以外にも、アプリケーションごとのトラフィック量など、さまざまなログが確認できるため、従業員のインターネットやアプリの使用状況が一目瞭然です。
クラウドからスマートUTMをリモート管理
クラウドサービスの「nCloud」からスマートUTMを遠隔操作できます。
機器が故障した場合・インターネットへの接続不良が発生した場合・メールの送受信に問題がある場合など、社外からでもスムーズに設定変更や問題解決ができます。
また、販売店からサポートを受ける場合も、「nCloud」を通じて機器を操作すればエンジニアが駆けつけるまで待機する必要がなく、復旧が早まります。
他社メーカーのUTMの多くも、クラウドによるリモート管理をオプション機能として利用できますが、「nCloud」は無料です。
なお、「スマートUTM」の管理と設定変更は、ブラウザ上の管理コンソール「Neusoft NetEye Integrated Security Gateway」から行えます。
スマートUTMの機能
その他、スマートUTMに搭載している機能には、次のようなものがあります。
内部LANが感染しても外部は感染させない
スマートUTMでは、内部ネットワーク内のあらゆる機器・端末を防御しますが、万が一、ネットワーク内でマルウェア感染が発生した場合でも、外部に影響を及ぼしません。
“取引先のPCを感染させる”・“外部のサーバを攻撃する”といった、内から外への攻撃を防御します。
セキュリティホールが存在する古い機器も保護
PCや機器個別でインストールするセキュリティ対策ソフトは、OSやアプリケーションが最新版に保たれている状態で、はじめて正常に機能します。
サポート期間が切れたOS・アプリを使用している機器の場合、いくら優秀なセキュリティ対策ソフトをインストールしていても、完全な保護はできません。
更新プログラムでOS・アプリを最新版に更新していない機器には、セキュリティホール(情報セキュリティ上の欠陥)が存在しているためです。
穴の開いたコップに水を入れても漏れていってしまうように、セキュリティホールのある機器はどんな優れたソフトで満たしても、意味がないのです。
スマートUTMは、ネットワーク内のPC・機器のOSやアプリの状態には関係なく、ネットワーク全体を出入り口で防御するため、更新プログラムがないためにセキュリティホールが存在している古い機器であっても保護できます。
拠点間VPN/L2TP VPNに対応
インターネット上の仮想の専用線、VPN(Virtual Private Network)を構築できます。
離れた場所にある両者を接続する「拠点間VPN」と、VPN接続をサポートする役割がある「L2TP VPN」に対応しています。そのため、スマートUTMの1台でさまざまなニーズに対応できます。
ユーザやグループごとの権限付与
アプリケーション制御では、国内外でよく使われる2200種類以上のアプリを制御できます。
アプリの利用制限は、ユーザやグループ別に権限を設定することも可能です。
例えば、ショッピングサイトAmazonに対し、“Aさんは訪問可、Bさんは訪問不可”のようなユーザ別の設定や、“購買部グループは訪問可、製造グループは訪問不可”のようなグループ別の設定ができます。
スマートUTMの性能
スマートUTMの性能面では、ファイアウォールスループットの数値が他社のUTMと比較しても、ダントツに優れている点が特徴です。
ファイアウォールスループット | VPNスループット | IPSスループット | AVスループット | |
---|---|---|---|---|
スマートUTM | 2.7 Gbps | 110 Mbps | 200 Mbps | 205 Mbps |
すなわち、ファイアウォール作動時の動作速度が速いため、新規接続の際にもたつかずストレスを感じにくいでしょう。
スマートUTMの設置・インストール
スマートUTMの設置は設定ウィザードで行います。技術者でなくてもセキュリティ設定がスムーズです。
本体のサイズは、幅208mm✕奥行き180mm✕高さ38mmで積み重ねたA5版ノート程度の大きさのため、小規模オフィスであっても邪魔になりません。
スマートUTMを導入するメリット・デメリット
スマートUTMを購入するメリットとデメリットを紹介します。
スマートUTMのメリット
スマートUTMは、現在日本国内で販売されているUTMの中で、一番コストパフォーマンスの良いUTMでしょう。
機能面では、ネットワークの出入り口で守るというコンセプトで、機器ごとではなく内部ネットワーク全体を保護できる点が大きなメリットです。
このため、ネットワーク内にどんな機器が存在しているかは無関係に、あらゆる機器に対し防御が働きます。
また、サポートが手厚い点もスマートUTMのメリットで、万が一、マルウェアに感染した場合でも、クラウドサービス「nCloud」によるリモート管理だけではなく、電話や訪問によるサポートも受けられます。
IT管理の専任者がいない中小規模の企業では、特に力を発揮するUTMです。
スマートUTMのデメリット
UTMの中でも、スマートUTMは後発のモデルであるため、使用感などの口コミやレビュー情報には乏しい面があります。
上記の通り、UTMの中では最安値かつレンタル契約も可能なため、はじめはレンタルで試用および検証してみるのも良いでしょう。
スマートUTMの対応規模は?
スマートUTMで対応できる範囲はどのくらいでしょうか。スマートUTMを導入したときに効果の高い企業規模を紹介します。
個人・小規模企業 (従業員数20人未満) |
小規模企業 (従業員数20~100人) |
中規模企業 (従業員数100~300人) |
大規模企業 (従業員数300人以上) |
|
---|---|---|---|---|
Wizによる対応規模 | ★ | |||
本サイト検証による導入効果が高い企業規模 | ★ |
スマートUTMは、SOHOや中小企業など小規模ネットワークに最適です。
スマートUTMの価格相場は?
スマートUTMは、中小企業でも導入しやすい価格を設定しています。
参考価格 | |
---|---|
スマートUTM 一括販売プラン | 450,000円 ※保守あり本体セット |
スマートUTM 月額ご利用プラン | 月額6,800円〜 ※保守あり本体セット(84ヶ月リース) |
(2022年4月8日現在 参考価格)
参考価格です。販売店により価格設定が大きく異なります。
他メーカーのUTMと比較しても、レンタルが月額で6,800円~というモデルは他になく、コストパフォーマンスが非常に優れています。
<